暮らしのお金のことを専門としています

(有)北見事務所 

TEL.045-430-1845

神奈川県横浜市港北区菊名

日々雑記
書き留めておきたいこと、あれこれです。

ブログ一覧

つみたてNISAの登録商品は金融庁によるお墨付き投信で選択しやすくなる

つみたてNISAの制度は、これまでの税制優遇制度にはない特徴があります。金融庁が、投資信託等に満たすべき要件をもうけて、厳しく絞りこんでいます。国民の資産形成にプラスにならない投資商品は「排除」。金融機関に対して「資産運用の担い手としての責任(フィデューシャリー・デューティー)」を果たせる商品でないと認めないと、登録商品に大きく踏み込んでいる点が特徴です。

たとえば、金融庁の方針に沿わない運用商品の代表的なタイプが、毎月分配型の投資信託です。

毎月分配金を受け取れるのはありがたいと感じる人は多いのですが、資産形成の目的では不向きです。NISA口座内では、毎月出る分配金は120万円や40万円の非課税枠を消費していくことになります。

しかも、分配金の中身は、投資信託の本体のお金を切り崩してあてている投信が多いのが現状です。いわゆる「タコ足分配」です。

こうした毎月分配型では、何年保有していても資産は成長しにくいです。

そのほかにも金融庁が排除すべきと考えているのは、乗り換えをさせて販売手数料の収入を稼ぐ営業活動です。販売手数料を無料(「ノーロード」と呼ばれます)にすることを要件としているのは、乗り換え阻止のためとも考えられます。

こうした絞り込みがされているため、金融機関で扱うつみたてNISA対象の投資商品は、だいぶ数も絞られています。

選べる商品の数が少ないのは、つみたてをうながすには効果的です。品数が多いと、人は選ぶことが苦痛になり、選択を先送りしたり、選択をやめてしまいがちだという指摘があります。

数本からの選択であれば、自分でもできそうだと感じる人が多いのではないでしょうか。

「貯蓄から投資へ」。つみたてNISAで前進も可能ではないかと感じています。

NISAからつみたてNISAに切り換えるとロールオーバーできない

通常のNISAから「つみたてNISA」に切り換えた場合、次の5年間に繰越する「ロールオーバー」は、出来ません。売却するか、特定口座に移すことが必要になります。NISA口座内で、通常のNISAかつみたてNISAのどちらかしかできないという仕組みだからです。NISA制度スタート時から株や投信を保有している人は、つみたてNISAに切り換えると不利になる人もいます。

通常のNISAのロールオーバーは、通常のNISAがその年、選択できることが必要になります。しかし、つみたてNISAをやっていれば、NISA口座内ではすでにつみたてNISAを選択していることになるため、通常のNISAのロールオーバーはできないというわけです。つみたてNISAへの切り替えの申込はすでにスタートしていますが、通常のNISAをロールオーバーしたいので、私は、通常のNISAで2018年もやっていこうと考えています。

ただし、通常のNISAで株や投資信託を保有している人が、2018年以降、「つみたてNISA」に切り換えることは可能です。5年間までは非課税で保有し続けられます。近いうちに売却しようと考えていた人は、つみたてNISAをスタートするのも選択肢のひとつと思います。

通常のNISAからつみたてNISAに切り換えようかと現時点で迷っている人は、おそらく2014年のNISAがスタートしたときから保有している人が多いと思われます。私もそのひとりです。

ありがたいことにアベノミクスで為替が円安にふれ日本株価が上昇、NISA内で評価益が上昇、配当金も非課税になる恩恵を感じている人が多いはず。5年間終了後もロールオーバーで非課税の恩恵を継続して受け続けたい人が多いと思われます。

購入価格よりも価格が上昇していて120万円を超えていても、そのままロールオーバーが可能というように制度が変更になっています。
金融庁のサイトの「非課税枠の取扱い」を参照してください。 http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html

願わくば、通常のNISAとつみたてNISAの非課税のいいとこどりをしたいと考えてしまいました。

たとえばこういう具合です。
2018年、あるいは、現行NISAを使い切った2019年につみたてNISAをスタートし、通常のNISAを保有したまま、つみたてNISAで20年間非課税優遇を受け続ける。
これって、可能なのだろうかと、疑問がわいていました。

●非課税優遇をダブルで受け続けられるというウマイ話はやはりないです。

現行NISAで保有している株や投資信託をできるだけ長く保有し続けて、配当金や分配金を非課税で受け続けたい人には、つみたてNISAに切り換えるという選択は、不利になりそうです。

連載の次号の原稿のテーマを「つみたてNISA」に決めたこともあって、切り換えについて、疑問点をインターネットを中心に調べていました。そんなときに、竹川美奈子さんのコラムを拝見しました。
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/3012

重要な情報提供をありがとうございます。

金融庁のサイトでも、日本証券業協会のサイトでも、原稿のNISAからつみたてNISAへの切り替え後について、非課税で継続できるのは、「5年間」と記されているだけです。

私やおそらく皆さんが知りたいのは、こうした公的サイトの解説文のこの先の内容です。つまり、5年間終了後、つみたてNISAと併用して、非課税で保有し続けられるかという点です。残念ながらは、直接、応える文章とはなっていません。

頭脳優秀な人たちがつくりあげている制度ですので、制度のしくみを考えればわかるでしょ、ということだと思いますが、だから、どうなるのか、私たちの知りたい細かい部分にも、平易にずばり答える解説が充実することをお願いしたいです。

 

 

 

2017年料理は趣味かもしれない

2017年になりました。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
今年の年賀状に書いたこと、

「次男が昨年結婚し、かわいいお嫁さんをつれて帰ってきてくれるようになったら、しぼんでいた料理意欲が復活してきました。
『人生100年時代』とみなしても、すでに折り返しずみですが、楽しみがまた増えた今日この頃です。2017年元旦」

新しいオリジナルなレシピを考える能力はないのですが、料理本を見ながら、つくるのがこの頃、楽しくなっています。

もともと料理するのは、嫌いなほうじゃないのですが、おいしいものは人を朗らかにするという効果にあらためて気がつきました。
お皿や調理道具などを購入するのも楽しみで、「これ、また買っちゃったんだけど、どうかなな」と娘に言ったら、「いいんじゃない、料理が趣味なんでしょ」と。

そうか、料理は私の趣味なのか、意識したことはなかったですが、料理は趣味なのかもしれない、と気がついた今日この頃です。

「106万円の壁」より「月額8万8000円の壁」を意識すべき

この10月から「106万円の壁」が存在ずるようになったのですが、該当する人が25万人もいるとのことで、社会的関心も高く、1年以上まえからこのテーマが、各種メディアにとりあげられてきました。

これまでよく言われてきた「103万円の壁」「130万円の壁」に加えて、「106万円の壁」というように、並べて言われたりすることが多いのですが、「106万円」という年間額で考えてしまうのは、少し違う認識になってしまうと思います。

今回の「106万円の壁」は、月額8万8000円×12カ月と計算したところから出てきた表現ですが、1年が終わっての年間収入で判定されるわけではありません。月あたりの収入で見ていきます。

「年末が近づいて106万円を超えそうだから、休みを多くしよう」といった調整ができるわけではないということです。

過去1年の収入で見るのではなく、これから先、月額8万円8000円が固定額として支払ってもらうような働き方をしていくかどうかです。

過去形ではなく、この先に向けての事業主との契約でどうなっているか、です。
1年以上、働くことが見込まれていることも要件になっています。

ですので、去年、たまたま106万円を超えたパート収入があったとしても、該当するとは限らないです。

厚生労働省のサイトに、該当するかどうかのチャートが載っています。
考え方の整理に参考になります。

(下図は厚生労働省のサイトから引用しています)

 

 

 

 

 

親のお金の管理(2)通帳を弁護士先生から変更する手続に行ってきました。

詳しく説明すると、長い長い文章になってしまうので、今回は自分のメモです。

成年後見制度は、今や親に少し財産があると職業後見人が家庭裁判所から選ばれるのが標準の姿になっています。職業後見人とは、弁護士や司法書士や社会福祉士の先生方です。

私たち姉弟が成年後見制度を申立た当時は、親族が選任されることが多かったようです。
実際に、私が「補佐人」に就任していたのですが、途中から、家庭裁判所の命令により私は辞任。職業後見人を選任するとの命令でした。

職業として関わっておられますから、当然報酬が生じます(月額2万円~くらいから財産に応じて)。

成年後見制度を申し立てた私たち姉弟の目的は、悪い業者から親の財産を守るというものでしたが、その目的はすでに意味がなくなり、しかし、成年後見制度のもとにありますので、家庭裁判所の命令には嫌ですというわけにもいかず。

そこで、多くない財産であること、親のため以外の財産の引出しはまずない、という実態と方針に、せめて合わせたいと思い、成年後見支援信託制度の申立を家庭裁判所にしたのでした。

1年以上かかり、弁護士先生に辞任していただき、やっと私が「成年後見人」に選任され、本日、ゆうちょ銀行の通帳の変更を手続きに行ってきたというわけです。
ちなみに、以前は「補佐人」でした。

このあたりも初めて制度のことを知る人には、長い長い説明が必要なのですが、今日、書きたかったことは、ゆうちょ銀行での「成年後見制度の設定変更」にやっぱり時間がかかったということです。

前回、補佐人のときの手続きに、2時間、オーバーでなく2時間かかりました。手続きの仕方から本体に問い合わせをしていたようで、すごーく時間がかかったのです。

その間、何も時間つぶしのできるものを持っていたなっかので、郵便局に備えつけられていた「全国のお取り寄せの品々ブック」みたいなものを、数冊、隅から隅までながめて細かい文章も読み、そうやって、時間をつぶしていたのを思い出しました。

今回も、1時間かかりました。

ゆうちょ銀行の本体のデータベースに問い合わせたり、コンプライアンスなどチェックしていたのでしょうか。

提出書類の記入欄も、自分の名前を書くのか、親の名前を書くのか、住所もしかりで、いちいち窓口の方に確認して書きましたが、それも指示間違いだったとのことで、訂正印で求められるよう書き加えました。

いやはや、たっぷり時間をみておかないといけない手続きであるのは、今回も変わりがなかったです。

いえ、怒っているわけではないのです。
こうして1件の成年後見制度の手続きに、職員さんの貴重な労働力が1時間も費やされたわけですから、高齢社会のコストは低くはないと実感したしだいです。