木曜日、カリカリ(と焦って)、デスクトップPCに向かっていたら、電話が鳴り、受話器の向こうから、ためらうような「もしもし・・・、北見さんですか?」
FP相談のお申し込みだったのですが、出張直前の準備やら、締め切りの執筆やらがあり、「ごめなさいね、この1週間くらい、ご相談は受けられないんです」と、私。
電話の向こうからは、遠慮がちに、「実は私、32歳、年収汁※00万円なんですが、住宅購入の契約が、あさって、なんです。本当に返済していけるか、不安になってきまして・・・」と。
住宅購入契約、住宅ローン契約の前に、決めた心が動揺するというのは、すごくよくわかります。お聞きしたご相談者のアウトラインからは、だいぶ高額なローン負担のようです。
それで、ご本人たちは迷い始め、だれか第三者と話したいと思ったのでしょう。
「だいぶ、大変になるでしょうね、奥様の収入しだいだと思いますが、奥様の今後の仕事の見通しはどうですか?・・・」
もっと相談にのってさしあげたかったですが、今回はお受けできません。電話で話せる程度のことをお伝えしました。
で、これで、電話を切ってしまうのも切りがたく、そうだとあそこがあったと思い出し、日本FP協会の無料で受けられる相談システムをご紹介しました。
体面のご相談では、1カ月先くらいになってしまいますが、電話相談なら、今日これからでも受けられると思いますよ、と。
実は、この協会の無料相談、協会としてFPが無料で相談を受けるのは、相談料で食べているFPの足をひっぱる、という考えの人もいます。
ですが、こういう切羽つまった場面で、お金の専門家に相談ができるという場は、必要と私は思います。協会では、「無料体験相談」と銘打ってますので、あくまで体験になりますが、迷いに迷っているときに、利害関係がない専門家と話をできる場を提供することは、他のFPの 足を引っ張ることはではないと思います。
電話の人は、契約をどうされたかしら。
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