車を手ばなしての感謝とさびしさ

四方山コラム

人さまの家計を診断し、ここをカットすればこんなに貯まります、といった家計アドバイスの仕事を30年近くやってきて、「家計カットの王道」とも言うべき常連の指摘ポイントのひとつが、「車を手ばなす」というもの。

そんなのセンセイに言われなくてもわかってるし。
でも、無理。
と言われたほうは思っている(・・・)。
言うがやすしで実行はとても難しい。

本日、わが家の車が買取業者のトラックに載せられて、わが家を去って行きました。車検切れまであと数日というなかで、決めてはいたものの、本日、車が行ってしまった空きスペースを見ると、(;_;)が出てきます。

3年落ちで購入した中古車を18年乗りました。

いろいろな箇所が故障したり交換が必要になるたび、これまた中古の部品で直してもらいながら、ここまで使ってきました。エンジンは好調で、まだまだ走れそう。

でも、車検を通してまた2年使うのかと迷いに迷いましたが、2年延命するためにかかりそうな経費、使う頻度、必要性を考え、この車は処分しようと決めました。

買取業者2社にアクセスして、1万5000円で買い取ってもらいました。

解体業者は、ここから使える部品を生かすらしい。一部でも使われると考えると、心の痛みが気持ちも多少やわらぎます。

ただのおんぼろ車なのに、買取業者のトラック載せられて家を離れていく愛車のすがた。可愛がっていた馬や牛が、売られていくような気持ちです。

子どもたちが成長していく過程で、あるのが当たり前のように使ってきて、手離す段になり、家族のシーンがいくつも思い出されます。18年間、おつかれさま。そして、ありがとう。

さて、車を手離したこれからのは、また、購入するか、カーシェアで合理的に車を使っていくのか、まだわかりません。

子どもたちも、もう社会人となり、「家族」も次のステージに入っています。車をどのように使っていくのか、これからの暮らしの変化に合わせて、車との新しい関係のスタートです。

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